毎年5月15日に、京都三大祭りのひとつ【葵祭】が開催されます。
京都・三大祭 葵祭とは?
祇園祭・時代祭とならぶ京都三大祭のひとつです。
上賀茂神社(賀茂別雷神社)と下賀茂神社(賀茂御祖神社)の例祭で正式名称は『賀茂祭』といいます。

参考画像:http://www.asahi.com/kansai/mini-rensai/OSK200904130064.html
平安時代から国家的な行事として行われてきた歴史があり、源氏物語にもでてくるほど有名な祭のひとつです。
江戸時代には行列する人や牛車・牛馬などすべてのものが葵の葉で飾られるようになり、それを機に賀茂祭が【葵祭】と呼ばれるようになったそうです。

参考画像:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/saioudai.html
平安貴族そのままの姿で総勢500名以上の人たちが列をつくり、京都御所を出発し下賀茂神社を経て上賀茂神社まで向かいます。
王朝風俗の伝統が残された由緒ある行事で、5月15日の行列【露頭の儀】は現代によみがえる平安絵巻ともいわれています。
平安時代には皇女などの内親王が『斎王(さいおう)』として選ばれ祭の中心を司っていました。現在は民間から選ばれる『斎王代(さいおうだい)』が祭りの中心となっています。

斎王代は腰輿(ようよ)という神輿のような乗り物に乗せられ大切に運ばれます
斎王代は一般公募などでは選ばれておりません。数千万円といわれるほどの費用を負担できることが条件となっており、京都ゆかりの文化人や実業家・資産家などの令嬢が推薦枠で選ばれています。
2018年(平成30年)の第63代 斎王代に選ばれたヒロインは、京都市左京区にお住まいの会社員坂下志保さん(23)。外資系投資会社の社長の長女で、お母様も1988年(平成元年)に斎王代に選ばれていたそうです。
斎王代は、およそ20キロもある『十二単』を身にまとい、腰輿(ようよ)という乗り物に乗り運ばれます。腰輿は『たごし』とも読み持ち手を腰のあたりで持つことが名前の由来とされています。葵祭の関係者からは『およよ』と呼ばれているそうです。
雨天の場合、行列は翌日へ順延となります。過去には二日続けて順延となり、中止になった年もありました。
葵祭り 行列コース 2018年ルートは?
【午前の部】
京都御所を出発 (10時30分)⇒堺町御門⇒丸太町通 (11時ごろ)⇒河原町通⇒下鴨神社到着(11時40分ごろ)
【午後の部】
下賀茂神社を出発( 14時20分)⇒下鴨本通⇒洛北高校前 (14時40分ごろ) ⇒北大路通⇒北大路橋 (14時55分ごろ) ⇒賀茂川堤⇒上賀茂神社到着 (15時30分ごろ)
京都市観光協会では、京都御苑と下鴨神社参道に有料観覧席を設置していますが、すでに満席の模様です。
例年、葵橋周辺から下賀茂神社へ向かう道路周辺は、出町柳駅が近いからでしょうか?大変な混雑が見込まれます。
当日は、交通規制もあるため路線バスが通常通り運行しない場合もございます。あらかじめ観覧する場所を決めておき、早めにその場所へ到着されることをおすすめします。
2018年の行列コース(ルート)と時間の最新情報については、京都市観光協会のホームページを参考にてください。
場合によっては急遽変更になる可能性もありますので、必ずご自身で事前にご確認くださいますようよろしくお願いいたします。